9/28/2012

9月15日開催 住民集会レポート


先日おこなわれた夢前と姫路の未来を考える住民集会の様子をお伝えいたします。


 今回の住民集会の目的は住民、団体、個人に関わらず、一人でも多くの方に産業廃棄物処分場の建設について知っていただこうと開催いたしました。
建設問題が表面化され9ヶ月ほど経過しましたが、まだ市街地はもちろん、夢前町内、建設予定地近くにお住まいの方でも、どんなものができるのか、全く知らない方も多く、情報が行き渡っていない残念な現状があります。「まずは知って、よく考える」をキャッチコピーに未来を一緒に考えようと皆さんに参加を呼びかけました。

前之庄地区での住民集会は2回目です。1回目は6月11日 夢前川河川公園で開催いたしました。その時も約570名が野外に集まりましたが、今回は初の室内での開催。


 開場の時間になると、ぞくぞくと人が集まり始めました。
受付では当日プログラムや参考資料、持ち帰りのできる処分場についての初心者にもわかりやすい小冊子などを配布。


 開場は609名定員ですが開演前5分前には満席になり、それでもぞくぞくと人が集まっていただきました。とうとう、立ち見、階段に座るなど、なんとか会場にみなさんに入ってもらい、熱気であふれんばかりです。杖をついたお年寄りから、小学生も沢山姿をみせてくれ、赤ちゃんを連れたお母さんまでもいらっしゃいます。
 開演しますと、会からの挨拶、そして施設説明へ。スライドには地元の自治会で作ったものを利用、写真や具体例がふんだんに盛り込まれています。産業廃棄物最終処分場ができた場合、どんな影響があるのか、問題点は何かを理解してもらうこと。そして、現在の状況報告を通じて、建設までのプロセスがどうなっているのか、正しく理解してもらう内容になっています。
観客のみなさんは説明にじっと聞き入って、施設の規模の大きさには驚きのどよめきが会場中からきこえました。
 その後、各市議会議員から、市や行政への建設事業申請などの現状報告が行われると、途中、客席からの質問が発せられることも。後ほど時間を取って、回答いただきました。
さらに医療からの先生のお話があり健康の側面からの警告を発せられました。

 会の活動報告としては、9月14日に4回目の署名提出を市長(受け取りは市環境局長)と県知事宛(受け取りは県民局長)に行い4月からの累計で60,637筆(6万637筆)が集まり、姫路の人口54万人の約11%であることなどお伝えしました。


 最後には子育て世代の保護者代表として、夢前地区PTA連合会長や、子ども会のブロック長からの挨拶、そしてお母さんと子どもの作文を夢前町の自然の風景をバックに発表されました。

 子どもたちの作文には「川や山をよこさないで。虫や魚が死んでしまいます。」「給食センターの近くにできたら、給食が臭い匂いになったら困ります。」など、私たちのこころへ響く言葉が綴られていました。そのことの重大さ、子どもたちの未来を考えるといたたまれなく、客席ではすすり泣く方も沢山いらっしゃいました。



 沢山の方のご協力と、関心があってこそ、今回の住民集会が成功致しました。
今後も様々な立場、年代の方と、この問題について活動し計画を阻止できるよう、がんばっていく決意を新たにいたしました。


『夢前と姫路の未来を考える住民集会』
日時 平成24年9月15日(土) 
会場 夢前公民館
主催 夢前町の自然を愛する会
協力 夢前町各自治会、姫路市自治会、地域住民の方、企業、個人の多数の方による
  
開場 午後5時45分
開会 午後6時40分
閉会 午後8時20分

入場者数 935名







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